思考が暴走気味になった夜
2022/04/15

布団の中で夢を見ていた。 夢の内容は思い出せないが、仕事と私生活を混ぜて、程よく抽象化したものだったと思う。 そして、それに関する思考が夢の中で実行されていた。

それ自体は、日常的なものだった。 が、そのときはあまりに、暴走気味だった。

感覚的には、思考が展開し過ぎて、脳のメモリィ領域がほぼいっぱいだった。それにより、思考が発散と収束を繰り返していた。

はじめに気づいたときは、その状態を自己観察するような半睡眠の状態で 10 分ほど過ごした。が、暴走が収まる素振りは見えない。暴走によりイライラしていたが、同時に、この処理がひと段落すれば脳が結構成長するな、一段賢くなるなとも思っていた。

しかし、思考の現実主義な一部が、明日も仕事だ、このまま十分な睡眠が取れなかったら悪影響が出ると警告してきた。わたしは渋々事態の収拾を図った。起きて、コーヒーを淹れた。淹れている間も、音楽を聴けば少し思考を抑えられるかな、内的思考に外乱を入れるということかな、外乱と内乱の違いはなんだろう、と思考は小さなジャンプを繰り返していた。スマホでネットサーフィンしながら、それを飲んだ。少し現実に引き戻された。

今は、ステイシーケントを聴きながら、布団に戻っている。適度な外乱で、思考の暴走が抑えられていると感じる。先程の思考を鈍らせてしまったのは、勿体ないとも感じるが、仕方ないだろう。このまま、何とか眠れると思う。